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東洋医学から見た腎臓の冷え|老化防止・若返りには腰を温めましょう

腎臓の冷え(縮小).png

腎臓の冷えは、老化を加速させてしまいます

これまで折に触れ、内臓が冷えにとても弱いということにつきまして
ご説明をしてまいりました。例えば こちらでは肝臓についてとり上げ、
肝臓を温めることの意義についてふれました。


今回は「腎臓」について考えてまいりたいと思います。


腎臓の主な機能は、血液から尿素をこしとり、余分な水分と共に尿として
体外に排出する点にあると広く理解されています。尿の回数や色、
タンパクの漏れなどが腎臓の機能を判断する上での重要な要素と
みなされるのも、以上のような点に腎臓の基本的な機能を求めることから
発しているといえます。


いうまでもなくこのような腎臓の理解は西洋医学に立脚したものであり、
私たちの健康増進に長足の進歩をもたらしたことは疑い得ません。


しかしここで私たちはもう一方の極にある東洋医学の観点からも腎臓についての
認識を深めることで、西洋医学を適宜補完し、場合によってはその見直しを
図れるのではないかと思うのです。


既に こちらでも見ましたように、東洋医学において腎臓に一番近い
概念は「腎(じん)」です。ただ東洋医学における「腎」は、
腎臓の泌尿器的役割と生殖機能が深く関連しているものと理解をします。


したがいまして東洋医学で腎が悪化したという場合、それは泌尿器としての
機能のみならず生殖関連の機能の悪化も疑われることとなるわけです。


不妊症に悩まれたり、あるいは性欲の減退をお感じになられ漢方医に
ご相談をされますと、まず最初に疑われるのが腎臓の機能の悪化です。
また東洋医学の場合、それは老化現象と結びつけられるのが通例です。


腎臓が機能不全に陥りますと、一般の方でもある程度の確度で観察可能なほど
体の特定部に大きな変化が生じてきます。以下、代表的な例を列挙して
みましょう。

顔色がどす黒くなったり、目の下にクマができる。
歯茎や爪先が暗紫色になる。
抜け毛が多くなる。
骨がもろくなる。
足腰が弱くなる。

東洋医学の知見を待つまでもなく、実際私たちはこれらの現象を老化と
結びつけていることが多いものです。


腎臓を温めれば、老化防止・若返りができます

さてそれでは腎なり腎臓の機能悪化が認められたとき、東洋医学や
漢方の世界ではどのような処方がなされるのでしょうか。


漢方医は漢方薬の処方を通じて治療を進めていくのが常ですが、腎臓の
機能悪化の場合はその機能の回復を目的に「八味丸(はちみがん)」が
処方されることがよくあります。同時に体を芯から温めるべく
「真武湯(しんぶとう)」などもよく処方されます。


また体内の過剰な水分が体温を低下させていることが疑われる場合は
(詳しくは「 水の循環不全が手足の冷えをもたらす」の項を参照して下さい)、
水分の排出を目的に「五苓散(ごれいさん)」も処方されるでしょう。

私たちが日常生活においてできることは、体、特に腎臓周辺の腰を
温めてやることが基本となります。腎臓は肝臓同様、実に冷えに弱い
臓器なのです。入浴や食事など、本サイトで紹介されております様々な
方法を日常生活にとり入れられていかれるとよいでしょう。


腰を温めるに当たっては、「腹巻」の利用がとても有効です。「腹巻」と
いいましても最近では冷えに悩まれておられる女性を対象としたものも
利用可能となっています。特に絹製のものは放湿性に富み、体温維持の
点からとても好ましいといえます。


腎臓が体温向上や生殖機能の向上も含めた老化防止・若返りに深く
関与している点は見落とされがちです。少子高齢化が顕著な現代の
日本においては、再検討に十分値する視点であるといえるでしょう。

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