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アトピー性皮膚炎の東洋医学的解釈|腎虚や胃腸の虚弱などを問題視します

アトピー(縮小).gif

あれこれ試したが、アトピー性皮膚炎が治らない...

「アトピー性皮膚炎」に悩まれておられる方はことのほか多いようです。


痒みを伴う湿疹が悪化の一途を辿ると思いきや改善していき、また
ある時点を境に悪化をしていくという独特な症状を示すこの皮膚炎に対し、
「奇妙な」という意味のギリシャ語「アトピー」が冠せられ、アトピー性皮膚炎
(以下「アトピー」と略します)と呼ばれるようになりました。


これまで西洋医学ではアトピーの主な原因を、遺伝によるアレルギー体質や
生活習慣、衛生環境に求めてきました。また対処療法を旨とする西洋医学的
治療においては、主として免疫抑制薬、食事療法、そしてステロイドの
利用などがアトピーに対して処方されてきました。


しかしこれらの治療法をもってしてもアトピーがなかなか解消しなかったり、
中には一層悪化してしまうようなケースも見受けらるのが現実です。


そこで今見直されているのが東洋医学的知見です。



東洋医学ではアトピー性皮膚炎の原因を体液の過剰に求めます

まず基本としましてアトピーは東洋医学においては「体が余分な体液
(陰液)を排出しようとする反応」であると理解されます。


以前こちらで体内における過度の水の滞留状態を「水毒」や「水滞」と
よぶことにつきましてご説明をしたことがありましたが、東洋医学では
アトピーは水毒や水滞の一症状であると理解をされるわけです。


専門医はさらに進んで患者の「」(体質)を見極め、果たして水毒が
先天的なものなのか後天的なものなのかを判断しようとします。


先天的に水毒を生みやすい証であるか否かは、主に体液の排出を行う
の機能についての判断によります。そして腎の不全が明らかになった場合は
患者は「腎虚(じんきょ)」であるとされ、腎虚に効く漢方薬が処方されることと
なります。


他方患者が後天的な水毒と判断された場合は腎虚とは異なり、胃腸の虚弱が
疑われることとなります。この場合アトピーへの経路は2通り考えられますが、
その1つは消化不良が 血虚をもたらし乾燥したアトピーをもたらすというものです。


そしてもう1つは食物として摂取されたタンパク質が体内でアミノ酸に
分解され再度タンパク質に合成される際、患者の生来もつものとは異なる
異種タンパクと化しアトピーなどのアレルギー反応を引き起こしてしまうと
いうものです。


いうまでもなく以上のような診断に基づく場合、同じ水毒でも処方のされ方は
腎虚に対するそれとは全く別のものとなります。


最後に、東洋医学ではアトピーと冷えとの間に密接な関係を見出そうとします。


先天的な腎虚によりもたらされたアトピーであろうと、後天的な水毒により
もたさらされたアトピーであろうと、体内における余分な水は体温を引き下げ
ますので、アトピーと冷え(特にお腹の冷え)は共存するものであると
東洋医学では捉えるのです。


以上見てきましたように、東洋医学においてはアトピーは単なる皮膚病では
なく、むしろ内臓の疾患によるものであると理解をされています。単に湿疹に
ステロイドを塗布することで治療できるなどとは考えられていないのです。

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