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あなたは実証ですか、虚証ですか?体質の見極めがあなたを冷え性から守る

実証と虚証(縮小).png


「実証」と「虚証」、いずれも体質のアンバランスの
「証(あかし)」です

かつてこちらで病気を治癒すべく服用する漢方薬を選ぶ際には、
患者の「証(しょう)」を見定めねばならないことをご説明致しました。


ここで言う「証」とは東洋医学固有の概念で、患者の体質のことを
指します。


仮に2人の患者がおられ、西洋医学の分類では同じ病気を患われていると
診断されたとしましても、2人の証が異なっている場合、漢方医は異なった
漢方薬を処方します。これほど「証」の概念は東洋医学において重要な
役割を果たします。


「証」は「実証」、「虚証」、そして「中間性」の3種類に分類され、
それぞれ「体力が充実している人」、「体力が衰弱している人」、そして
「そのいずれでもない人」を指すことにつきましてもこちら
ご説明を致しました。


「実証」にせよ「虚証」にせよ、それは体質の「ゆがみ」を私たちに知らせて
くれるものです。私たちは自らの体質のゆがみを正しく把握し、それを
矯正するよう、例えば日常における食事や漢方薬の摂り方に留意をする
などして、バランスのとれた体質作りを目指していきたいものです。


このような過程で、体に宿る冷えは大幅に軽減されていくのです。



あなたは「実証」、「虚証」のどちらによく
当てはまりますか?

以下では読者の皆様が自らの証をある程度見定めることができるよう、
実証と虚証の諸特徴をより具体的に、より詳しく一覧としてまとめてみる
ことと致しました。


読者の方はご自分が妥当すると思われる事項をチェックしていき、
チェックされた事項数がより多い方がご自分の証ではないかと考えて
みられると良いでしょう。

 

実証

虚証

顔・顔色

光沢がある。血色がよい。あごがしっかりしており、肉付きが良い。目・鼻・口が大きめ。

青白い。あるい暗黒色。皮膚が荒れている。あごが細長く、肉付きが少ない。目・鼻・口が小さめ。

目つき

目に輝きがある。

目の輝きがない。目の下にクマができている。

体力

充実。風邪をひきにくい。風邪をひくと高熱が出る。胃腸が丈夫(食欲旺盛)。

不足。風邪をひきやすい。胃腸が虚弱。

体格

骨太である。筋肉の締りがある。

骨細である。筋肉の締りがない。

音声

大きく張りがある。早口。

力がない。口ごもりがち。ゆっくり話す。

腹部

腹壁が厚く、腹を押すと硬い。

腹壁が薄く、腹を押すとへこむ。

血圧

高い。

低い。

食欲

大食い。早食い。

小食。ゆっくり食べる。

排泄

尿の回数が少ない。尿の色が濃い。大便は硬く便秘しやすい。

尿の回数が多い。尿の色が薄い。大便は柔らかく回数が多い。

月経

(女性)

月経は順調で量が多い。生理痛はあっても軽い。

月経は不順で量が少ない。生理痛がひどい。

その他

疲れにくい。行動的。寝つきがよく早起き。体温が高くのぼせがち。汗かき。気持ちの切り替えが早い。自信家。早死の傾向強し。マッサージをすると痛みを覚える。

疲れやすい。寝つきが悪く早起きできない。体温が低く季節に限らず寒がり。汗をかきにくい。クヨクヨなやむ。マッサージをするとくすぐったく感じる。


いかがでしたでしょうか。


まずご注意頂きたい点としましては、上表はあくまで一つの目安であって、
決して絶対的なものでないということを申し上げておきたいと思います。
より厳密な証の見定めには、どうしても漢方医の専門知が必要と
なってくることにご留意下さい。


また実証でもない虚証でもない、「中間証」のケースもあり得ることも
ご承知おき下さい。


先述の通り実証、虚証いずれも体質の「ゆがみ」の反映ですから、
ご自分の努力によって変えることのできるものにつきましては、
意識をして対極の証に記された内容のものに変えていかれると
よいでしょう。


例えば虚証で口ごもりに喋りがちな人が意識的に大きめな声で朗々と
話すよう心がけることは、長期的にご本人の体質改善に役立つものが
あるといえるでしょう(逆に実証の人は、ゆっくりと話してみる)。


またこちらにも記しましたが、毎日摂る食事においても、実証の人が体を
冷やす陰性食品を、逆に虚証の人が体を温める陽性食品を意識して
摂るようにすることも、冷えを未然に防いでいく上で大切なことであると
いえます。

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