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健康な人こそ未病に注意|実証の人が虚証の人よりも冷えに留意すべき理由

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実証の方も、冷え性にかかる可能性を秘めています

前記事では実証の人と虚証の人の特徴を様々な点より比較をし、
それを一覧表にまとめてみました。


これをご覧になられ、多くの読者は冷え性にかかりやすいのは
虚証の人であって、実証の人は圧倒的に冷え性にかかりづらいと
結論づけられたのではないでしょうか。


そしてこのような理由にもとづいてご自分を虚証と判断された方は
冷え性への見込みを悲観され、逆にご自分を実証と判断された方は
冷え性への見込みを楽観されたのではないでしょうか。


しかし実はこのような考え方にこそ盲点が隠れているように思われて
なりません。前記事で既に指摘をしましたが、実証、虚証、いずれも
体質のゆがみを表すものであることには変わりがないのです。


一見あらゆる点で頑健な体質を示しておられるように見える実証の方にも
冷え性にかかる理由が存在するのです。

 

実証の方の冷えが深刻になる理由は「未病」にあり

虚証の方が体内の栄養素を燃焼させて体温を高めたり、体内の血流の
循環を円滑にさせることが容易ならず、冷えを抱えやすい体質である
ということは確かです。


しかしそれ故に虚証の方は冷えに対して敏感に対応しようとします。
冷えを自覚すればすぐに上着を羽織りますし、また疲労を覚えれば
適度な休息を摂ろうとします。


しかし実証の方はなまじ体質が頑健であるだけに、少々の冷えに
対しては無防備でありがちです。また何事においても度を越えて
行ってしまいがちです。


飲み過ぎ、食べ過ぎ、働き過ぎ...と万事度を越えて行い、それが
習い性となりがちです。実はこれが東洋医学で言うところの「未病」、
すなわち病気が顕在化する直前の状態を知らず知らずのうちに
醸成していくこととなるのです。


「未病」の状態のまま体内にたまりにたまった病気の元は、何かの
きっかけで一挙に顕在化することとなります。実証の方が案外と
大病にもろく、深刻な冷え性にもおかされ易いのはこのような理由に
もとづくのです。


実証の方も決してご自分の体質を過信することなく、日常あらゆることに
意識的して中庸を守るようにし、冷え性も含めたあらゆる病気の可能性に
対して十分な対策をとられることが大切です。


もしも既に大病を患われておられる場合は漢方医と証を再度確認され、
ご自分に最適な漢方薬を服用されると良いでしょう。


大病をわずらわれる前は実証であった方も、大病時には虚証に転じて
しまっている場合が多いので、このような手続きがどうしても必要と
なるのです。

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