ホーム » 東洋医学、漢方から見た冷え

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慢性的な便秘と下痢が体に及ぼす害|治療の基本はお腹を温めることにあり

便秘と下痢は様々な害悪を体にもたらします。便秘はまず肌荒れや吹き出物をもたらします。これは便と共に排泄されるべき毒素が腸から再吸収され、血液と共に体を巡ることから生じるものです。より程度が深刻になりますと、頭痛、吐き気、食欲不振がもたらされ、 さらには遺伝子の損傷やガンの発現にまで至ることがあります。他方下痢の場合は、過剰な水分が腸に滞留するため、お腹の温度が低められることとなります。またそれに伴い腸内の善玉菌の活動が非活発化してしまうことにもなります。便秘と下痢が慢性化し冷えとの関連が疑われる場合は、お腹を温めてやることが基本的な治療となります。腹巻を利用すれば、日常生活において効果的にお腹を温めることが可能です。またお腹、腰を適宜マッサージすることでお腹の血流を改善し、体温を高めていくことが可能です。これら部位のマッサージは代謝や免疫力を高める上でも効果的です。また腸の機能低下をもたらした自律神経系の安定を図ることも重要です。入浴をすることで体を温めると同時にリラックスすることも可能ですから、自律神経の安定化も効率よくなされるでしょう。また便秘を患われておられる方の中には冷水や冷たい牛乳を大量に摂ることで排泄を促そうとする方が見受けられますが、これは腸の温度を引き下げてしまうので逆効果であるといえます。便秘がなかなか克服できない方には、漢方医の指示の下、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」、「桂枝加芍薬湯」、「小建中湯」などの漢方薬を服用することもお勧めできます。

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冷えは便秘や下痢を生み出す|お腹の低体温が招く腸と自律神経の異常反応

便秘と下痢はその症状が対照的であるため、原因や対処も異なったものと考えられがちですが、実は多くの場合、両者とも腸の冷えという同一の原因から生じています。腸の冷えは腸のお血(血行不良)を生み出しひいてはそれが腸の収縮運動を不活発化させ、排便を困難にします。また腸の冷えを感知した自律神経系が、腸が自己保存を優先するよう働きかけるため、腸本来がもつ栄養・水分の吸収と排泄という機能が疎かになってしまうという面もあります。これらのお腹の冷えに起因する腸、並びに自律神経系の反応が相まって、便秘や下痢が作り出されることとなるのです。便秘と下痢のいずれが作り出されるかにつきましては、腸の内容物を自律神経系がいかに判断するかに依存します。腸の内容物を極度に害毒をもつものであるとか、あるいは水分過剰で腹部に低体温をもたらすものであると自律神経系が感知する場合は、下痢となって即排出されることとなります。東洋医学における説明は専ら「証」によるもので、下痢は虚証、特に陰虚の方が患うものであると考えられています。西洋医学、東洋医学の立場を超えて、便秘と下痢は冷え性にかかっていることを判断する上での重要な要素とみなされています。

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