ホーム » 東洋医学、漢方から見た冷え » 水の循環不全が手足の冷えをもたらす|水毒・水滞の諸症状

スポンサードリンク

水の循環不全が手足の冷えをもたらす|水毒・水滞の諸症状

水滴(縮小).jpg
水毒、水滞は、手足を中心に冷えをもたらします


いよいよ漢方における体を構成する3大要素である気・血・水の水、
そして水と冷えとの関連についてのご説明をすることと致しましょう。


「水」とは、漢方において透明な体液(より正確には「陰液」)を指します。
水は気と対照的に、体内において下から上へと流れる性質を本来的に
有しています。この流れが滞ると、手足などに水が滞留することと
なります。このような現象を漢方においては、「水毒」あるいは「水滞」と
よんでいます。


「水毒」によりもたらされた手足など体の末端部における過度の水の滞留は、
それら部位の体温を奪っていき、冷えをもたらすこととなります。また同じ
理由により、体上部の冷えのぼせも生み出していくこととなります。


水毒の症状としましては、上記しました説明と直に関わるものとして、
足やふくらはぎのむくみをあげることができます。足、ふくらはぎと
いった体の下部に水流が滞り、むくみが引き起こされるわけです。


ふくらはぎをつまんでみて痛みを覚えるような場合は、むくみが原因で
あると考えてまず間違いありません。


ただし足、ふくらはぎのむくみは、水毒に限らず、心臓や腎臓を病んで
いる方にも見受けられる症状ですので、注意が必要です。水毒に
見られる他の症状も、確認してみる必要があります。


足、ふくらはぎのむくみ以外の症状として水毒に顕著なものは、
薄い尿の大量の排出、または下痢があげられます。これらは
体の自然な摂理として、体内の過剰な水分を排出しようとする
反応から生じるものです。


ただし泌尿器系に問題を抱えておられる方の場合は、体内の水の
排出がうまくいかず、どうしても体がむくみがちとなります。


他の水毒の症状としましては、過度の鼻水の発生があげられます。
体は鼻水という形でも、体外に水を排出しようとするのです。


また水の排出と直接関わりのないものとして、めまい、耳鳴り、腹鳴
(お腹の「グー」、「ゴロゴロ」といった音)があげられます。漢方医も
聞診(聴覚を用いた診断)に際して、患者の方に動作をしてもらい、
必ず腹鳴を確認します。


水毒が顕著な患者の場合は、少し歩いてもらっただけでも、腹部から
「チャポ、チャポ」と水毒音が発せられていることが確認できます。

スポンサードリンク

Return to page top