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冷え体質を考慮した漢方的食事法|実証か虚証かにより摂り方が異なります

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実証の方、虚証の方にお勧めできる食事の摂り方

前記事におきましては健康を維持する食事のあり方としまして、
体を温める食材を中心に若干体を冷やす食材を合わせて摂ることを
ご提案致しました。


本記事ではよりきめ細やかな、よりニュアンスに富んだ食事の
摂り方についてご説明をしたいと思います。


かつてこちらにおいて、漢方薬は患者の証=体質に適合したものが
処方されねばならないことをご説明致しました。


実は東洋医学の世界におきましては「医食同源」といい、漢方薬に
ついての議論は食材についても妥当するものと考えられています。


すなわち強壮な体質の持ち主である実証の方は体を温める食材
(陽性食品)をより少なく、体を冷やす食材(陰性食品)をより多く
摂り、逆に虚弱な体質の持ち主である虚証の方は前者をより多く、
後者をより少なく摂るのが適当であると考えられているのです。


このような食材の摂り方は、とりわけ実証性の強い方と虚証性の
強い方には大いに参考になるものと思われます。


何故このような食事の摂り方が勧められるのかといいますと、
東洋医学の世界においては温(陽)と寒(陰)との間のバランスの
維持が特に重視されるからです。


前記事においてご説明しました体を温める食材ばかりではなく体を
冷やすものもある程度摂取する必要があるとの見解も、このような
考えを反映したものです。

 

東洋医学で重視をされる陰陽のバランス感覚

実証の方が陽性食品を摂り続けたり、あるいは虚証の方が陰性食品を
摂り続けますと、それは適当な体質の維持において大いにバランスを
欠いたものとなってしまうでしょう。


したがいまして上記しましたように実証の方には陰性食品を多めに、
虚証の方には陽性食品をより多めに摂る食事法が推奨されることと
なるわけです。


実際、実証の方がバランスを欠いて陽性食品を過剰に摂り続けた結果、
消費されなかったたんぱく質が脂肪という形で体内に溜め込まれて
しまったり、また陰性食品である洋菓子を妙に食べたくなったりするなどの
弊害が生じたりすることが報告されています。


実証の方がどうしても陽性食品を摂らざるを得ない場合は、食材に
より多くの酢を用いるなどして人為的に食材に陰性を作り出されると
良いでしょう。


また虚証の方が陰性食品を摂らざるを得い場合は、食材に火を通したり
あるいは塩をより多く用いることで人為的に陽性を作り出す工夫をされて
みると良いでしょう。


食における陰と陽のバランスの維持は、陽性食品でも陰性食品でもない
「間性食品」が人類共通の主食であり続けたこととも密接に関連している
ように思われます。


以下 前記事における表を補う意味も込めて、間性食品の例を一覧として
まとめておくことと致しましょう。

間性食品(陽性食品でも陰性食品でもない食品)

ジャガイモ、サツマイモ、ヤマイモ、カブ、ゴマ、ホウレンソウ、ハチミツ、卵、
レンコン、ソバ、白米、玄米、その他穀物類の多くが間性、あるいは間性に
近いとされます。


※陽性食品や陰性食品の境界に位置するような食品もあり、上表は
他の著者の分類と必ずしも一致するものではないことを予めお断り
しておきます。

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